誰もが思う…タクシーのほうがリムジンより安いと、 しかし…
(1)誰もが安いと思うタクシー料金ですが、タクシー料金は乗った後で現地に着いてからでないと
料金は分かりません。
それ以外に隠れ(?)料金があります。つまり、渋滞で通常の走行スピードより低速運転になると
1分間当たり$0.40の割り増しが加算されます。
ここでは空港から出る高速道路(Van Wyck Expressway)の慢性化した渋滞と、その後でLong Island
Expressway (L.I.E.)、又はGrand Central Parkwayの渋滞(及びスロー運転)を30分として計算して
あります。それだけで隠れ運賃が$12.00加算されてしまいます。
ニュージャージー州に向かう場合は上記の渋滞以外に更にMajor Deagan Expressway(I-87)からGeorge
Washington Bridgeに乗る段階で更に渋滞することが頻繁にあります。逃げ道のHarlem River Parkwayも
George Washington Bridgeに乗る直前で渋滞することがあります。運が悪ければ最後の1−2マイルを
進むのに更に30分($12.00)の渋滞はざらに起こるのがニューヨークの交通事情です。
そのほか、J.F.K.空港から目的地がLong Islandの島以内でない場合(コネチカット州、ニュージャー
ジー州及び以遠、又は同じニューヨーク州内でもWest Chester Countyに行く場合等)が通常では$5.00の
橋通行料金が発生します。これらは基本料金に含まれない隠れ(?)料金です。不確定要素が多いのが
タクシー料金です。
通常ならリムジンより安い、ときにはリムジンよりも高く付く、それがタクシー料金です。
JFK空港からマンハッタンに行く場合は九分九厘タクシーのほうが料金自体は安くあがる可能性が大と
言ってよいでしょう。 サービスの内容とか雨天時の待ち時間があること等は別として・・・。
以前マンハッタンのミッドタウンからJ.F.K.空港まで行った際に運悪く金曜日の夕方(16:45)のラッシュの
中を出発しましたが、出発直後に雨が降り出し、高速道路上で事故、交通は大混雑、結局J.F.K.空港に
着いたのは2時間半後ということがありました。
通常の所要時間を40分と見た場合、1時間50分がスロー運転ということになります。110分のスロー運転
の場合、タクシーではその割増が1分間$0.40/分ですから、なんと$44.00の追加割増となります。$60.00-
$70.00で行ける と思っていたら$100.00以上も取られる可能性のあるのがタクシーです。タクシーが
悪いわけではありませんが、乗客が悪いわけでもありません。それでも追加料金を払わざるを得ないのは
乗客です。
(2)タクシーでニューヨーク(市)側からニュージャージー州に移動する場合は特別割増料金を取ら
れます。
この割増料金に注意を払う必要があります。上記掲載料金にはこの特別割増料金は含まれておりませんので
合計金額は更に上がります。
上記掲載料金は「(計算上の)最低料金」であって、実際はもっと増える可能性が有ると考えておくほうが
後で後悔しないでしょう。タクシーのほうが安いと思って乗ったら最後の清算の段階でリムジンよりも高い
料金になることもしばしばです。
なぜこのような特別割増が発生するかというと、ニューヨークのイエローキャブはニュージャージー州内で
客を取ることが禁止されています。つまり、空車で帰らざるを得ないための救済策としてそのような特別
割増が認められています。
(3)言うまでも無いことですが、タクシーの運転手が空港ロビー内でお客様を出迎えることはありません。
お客様は荷物を持ったり、引っ張ったりしながらタクシー乗り場まで移動しなければなりません。
リムジンは運転手が到着ロビー内で待っています。荷物を運ぶお手伝いもします。お年寄りや小さいお子さん
連れの場合は助かります。そのまま屋内駐車場までちょっと歩き、すぐ空港を離れることができます。
リムジンの会社でも到着ロビー内まで来ない会社もありますので注意が必要です。
一般的に「料金が他よりもちょっと安い」という会社の場合は、ほとんどの場合リムジンが来るまで多少
(5分とか、10分とか、15分とか)待たされます。駐車場料金とかを節約しなければならず、到着
ロビーまで入って待つ余裕がないためです。
国際線の乗客を待つ場合には駐車料金だけでも$9.00-$12.00もの費用が掛かります。
それに1時間とかそれ以上待つ人の人件費も必要となります。
それらの費用を削るために 「到着ターミナルの外」で乗客をピックアップすることになります。
これを業界ではCurb Pick Upと言ってターミナルの外の一般車が送迎に使用する共用部分を使用するため
「場所取り」が難しいため、車は外の場所で待っていて、連絡が有ったら到着ターミナルに向かうことに
なります。 そのため迎えの車を待つ待ち時間が必要となります。
運良く場所取りに成功して待っていても、交通整理係りのポリスに「今乗降をしないなら移動しろ」と言われ、
移動しなければならなくなります。その場を離れて空港内を5−10分掛けて一周して元の場所に戻ってきたら
すでに他の車が停まっているということがほとんどです。
二重、三重駐車をしていると更にポリスから移動するよう文句を言われることになります。このイタチごっこが
毎日繰り返されています。 結果として駐車場料金は節約できますが、空港内をぐるぐると回り続けることに
なるので乗客がターミナルを出て来た際に車がそこにあることはまず期待できません。
このようにリムジンでもサービスの内容は各社違いますので確認しておかないと待たされたり、「来るのかしら…」
と不安になる場合もあります。
(4)時間帯によっては到着便が重なってターミナルが大変混雑することがあります。
タクシーの待ち時間が30分ということもあります。
JALが利用している第一ターミナルの場合は17:00−21:00の間は中国航空やエアーフランス等が到着するため
入国検査、税関検査に時間が掛かります。中国人はとにかく荷物が多い。JAL便でその時間帯に到着する場合は
通常よりも時間が掛かることをあらかじめ知っておく必要があります。
その時間帯に雨が降るような場合は必ずタクシーが足りなくなります。雨が降ると白タクが涌いてでます。
第一ターミナルに限ったことではありません。他のターミナルでも同様のことが言えます。特にひどいのは第四
ターミナルで、このターミナルは以前「国際線ターミナル」と呼ばれていたターミナルで50社以上の航空会社が
ひとつのターミナルを共同使用しています。ひどいときにはタクシー待ちの客が100人以上並ぶ光景をよく見ます。
タクシー待ちが20−30分になることも稀ではありません。このような時は「白タク」の稼ぎ時となります。ここで
タクシー待ちにしびれを切らしてうっかり白タクに乗ると大変な料金を請求されることになりますので要注意です。
その点、リムジンはいつも待ち時間はゼロです。
ちなみに第一ターミナル使用の航空会社はJALをはじめとして17社、第七ターミナルはANA及びその他の航空
会社は8社しかありません。
ついでに、第二と第三はデルタ航空の、第六はジェットブルーの専用ターミナル、第八ターミナルはアメリカンを
はじめとして6社のみが使用しています。
以上、タクシーが必ずしも安くて便利だとは限らない例を掲げました。参考にしていただければ幸いです。
尚、リムジンを利用したからといって請求書やクレジットカードのレシートに「リムジン」とか、「リムジン・
サービス」と書いてあるわけではありません。
通常のタクシーに乗った時にカード支払い時に発行されるレシートと同じです。
「会社では移動はタクシーしか認めてくれないからな…」と悩む必要もありません。レシートのどこにも
「リムジン・サービス」等とは書いてありません。書いてあるのは会社名、住所等だけです。
ビジネスでもプライベートでも「タクシーを使おうかな?」という場合はリムジンのこともちょっとお考え
ください。
(注 1)リムジンは「流し」をしませんので必ず予約が必要です。
(注 2)では目の前にいる空車のリムジンに乗るにはどうするか? その場で運転手に会社の電話番号を
聞いて「予約」をすれば良いことになります。
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